こどもの日/端午の節句

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こどもの日/端午の節句

5月5日は、子どもたちのすこやかな成長を願う、こどもの日(端午の節句)です。端午の節句の代表的な食べ物や風習をご紹介します♪



5月5日はこどもの日です。もともとこの日は端午(たんご)の節句といい、中国古代の菖蒲を使った邪気払い行事、日本の古来の早乙女の神事(田植えをする女性が菖蒲の家で身を清める行事)が結びついたものが、武家社会で男児の成長を願う行事に変化したものです。その後、昭和23年に男女の別なく、子どもたちのすこやかな成長を願う日となりました。  端午の節句の食べ物 代表的な食べ物は、柏餅(かしわもち)と粽(ちまき)です。 〇柏餅 あん餅を柏の葉で包んだ和菓子。柏は新しい葉が出るまで古い葉が落ちないため、すこやかな成長と子孫繁栄の願いを込めて、江戸時代から主に関東地方で、柏餅を食べるようになりました。 〇粽 茅(かや)または笹(ささ)の葉でもち米を包んで蒸したもの。中国から伝わったもの。 粽には、和菓子の粽とおこわの粽(中国粽)の2種類があるかと思います。端午の節句で食べる粽は、現在は和菓子のようです。(輪の行事を楽しむ絵本) https://weathernews.jp/s/topics/201804/270085/ また、2018年の調査では、関西では和菓子、関東ではおこわが多いようです。 他にも地域ごとの代表的なお菓子があります。  山形県 笹巻き(ささまき) 「ちまき」を笹で巻いたのが、「笹巻き」と呼ばれるお菓子です。 新潟県 笹団子(ささだんご) 笹の葉に包んでスゲなどの紐で結んだ俵型のお団子のこと。笹には殺菌作用があることから戦国時代の携行保存食とされ「上杉謙信が携帯食にしていた」といわれています。 福岡県 がめの葉ン饅頭 かめ(サンキラ)の葉でつくったもの。“がめ”とは福岡県北部では亀やスッポンを「がめ」と呼び、その甲羅にそっくりな葉っぱであることから「がめの葉」と呼んでいます。 鹿児島県 あくまき ちまきの一種。もち米を木や竹を燃やした灰からとった灰汁(あく)に浸した後、そのもち米を孟宗竹(もうそうちく)の皮で包んで、灰汁水で数時間煮込んでつくられる。きなこや黒糖、白砂糖など、お好みのものをまぶします。 北海道 べこ餅 白と黒の2色が配された木の葉形の模様が特徴的な郷土菓子。黒砂糖を混ぜてつくたれたお餅で、「牛」のカラーと同じであることから、牛(べこ)と呼ばれるようになったといわれています。 長野県 ほう葉巻 米の粉に熱湯を入れてよくこね、中に案を入れて、ほう葉で包んで蒸したもので、木曾地域に伝わる伝統的な祝い餅。木曽地域では端午の節句は、ひと月遅れの6月5日におこなわれます。  風習 〇菖蒲湯(しょうぶゆ) 「端午の節句」は菖蒲を使った行事が行われるため、別名「菖蒲の節句」とも言います。菖蒲の豊かな香りや薬効が、災いや病気をもたらす邪気を払うと考えられていました。 暑い夏を元気に過ごせるよう、願いを込めて菖蒲湯に入りましょう。菖蒲を頭に巻くと、さらに効果があるといわれています。こどもの日にはぜひ、ご家族で試してみてはいかがでしょうか。  監修:シダックス総合研究所 参照:「「和の行事えほん 春と夏の巻」あすなろ書房発行」    「和の行事を楽しむ絵本」株式会社永岡書店発行    農林水産省HP 「うちの郷土料理」




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