エネルギーとしての脂質

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エネルギーとしての脂質

脂質は、糖質やたんぱく質と比べてエネルギーが高く、少量で多くのエネルギーを摂取できる栄養素です。摂取エネルギーの20~30%を目安に、EPAやDHAを意識して摂ることがポイントです。

知って得するスポーツ栄養 エネルギーとしての脂質 エネルギーとしての脂質を上手く利用しよう 脂質1gあたり9kcal 糖質 たんぱく質1gあたり4kcal 脂質は糖質やたんぱく質と比較して、少量で多くのエネルギーを得ることができます。たくさん食べられない選手は脂質を上手く利用することで必要なエネルギーを確保しやすくなります。 Q脂質はどれくらいとればいいの? A摂取エネルギーの20~30%です。 例)摂取エネルギー3000kcalの場合、脂質量67~100g 脂質は運動のエネルギー源になるだけでなく、細胞膜を構成し、脂溶性ビタミンの吸収などに関わります。とり過ぎには注意が必要ですが、一方で極端な制限は体調やパフォーマンスに悪影響を及ぼします。 パフォーマンス向上のためには、脂肪酸の質に着目し、良質な脂質をとることがポイントです 参照:田口素子「スポーツ栄養学 理論と実践」
脂肪酸の質に注目!魚に含まれるEPA・DHA 脂質の主成分である脂肪酸。その中でオメガ3脂肪酸に分類されるEPA・DHAは、パフォーマンスの向上、疲労回復などに有益な影響を与える可能性が示唆され、注目が高まっています。 脂肪酸 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 オメガ3市脂肪酸 オメガ6脂肪酸 EPA(エイコサペンタエンサン)DHA(ドコサヘキサエン酸)α-リノレン酸 リノール酸、アラキドン酸 EPA・DHAは、まぐろ・いわしなどの青魚、鮭に多く含まれます 体内で合成できないため、食事からとる必要があります おすすめのさかなの食べ方 ■刺身で食べる EPA・DHAは加熱によって酸化されやすいため、加熱しない状態で食べるのがベスト! ■缶詰を食べる 缶詰の魚は真空加熱するため、EPA・DHAが酸化されない状態で含まれています。EPA・DHAが煮汁にも溶け込んでいるので、一緒に食べることで、より効率的に摂取できます。 参照:柳沢香絵「アスリートのためのスポーツ栄養学 栄養の基本と食事計画」    川端理香「アスリートがEPAを上手に摂るためのポイント

 



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