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「副菜」組み合わせて食べていますか? ~ 食事バランスを見直そう ~

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「副菜」組み合わせて食べていますか? ~ 食事バランスを見直そう ~
日本人の2人に1人がバランスの取れた食事をしていない!?「副菜」が最も組み合わせて食べにくいと7割の人が回答。食事バランスを整える鍵は「副菜」!


バランスのよい食事のメリットって? 

主食・主菜・副菜をそろえ、栄養バランスに配慮した食事が、栄養不足の割合や死亡率と深く関わっていることが日本人を対象とした研究から明らかになっている。

主食・主菜・副菜を組み合わせた食事は、栄養バランスのとれた食生活と関係している

主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の回数が多い人は、少ない人と比較してバランスよく栄養素や食品をとれており、ビタミンなどの栄養素が不足している人が少ないことが報告されている(図1)。
主食・主菜・副菜を組み合わせた食事回数と栄養素摂取量との関連についての調査では、富山県の工場に勤める40~50歳代の成人男女299人を対象とし、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事回数を4回の食事調査(24時間思い出し法)により評価した。

その結果、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事回数が少ない人ほど、エネルギー、たんぱく質エネルギー比、ナトリウム、カリウム、カルシウム、鉄、ビタミンB1、ビタミンCの摂取量が少なかった。さらに。主食・主菜・副菜を組み合わせた食事回数が1日1回未満の人は、回数が多い人に比べカルシウム、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンCが不足している人が多いことが分かった。

※「日本人の食事摂取基準(2015年版)」の推定平均必要量未満の人

  

バランスのよい食事は長寿と関係している!

「食事バランスガイド」に沿った食事をしている人は、そうでない人と比べ死亡リスクが15%低下したという研究結果が報告されている(図2)。

全国11ヵ所の45~75歳の成人男女約8万人を対象に、「食事バランスガイド」に沿った食事と死亡との関連を約15年間にわたり追跡し、調査した。

食品の摂取頻度を把握するアンケート調査から、主食、主菜、副菜、牛乳・乳製品、果物、総エネルギー、菓子・嗜好飲料由来のエネルギーの摂取量を算出し、食事バランスガイドに沿った食事をしているかどうか(遵守度)を得点で評価した。最も得点が高く、食事バランスガイドに沿った食生活のグループは、最も得点が低いグループに比べて総死亡のリスクが15%下がっていた。

食事バランスガイドに沿った食事をすることが、長寿につながるといえる。

【応用編】バランスのよい食事「食事バランスガイド」

主食、主菜、副菜、牛乳・乳製品、果物の望ましい組み合わせとおおよその量(目安)を料理の数で表した「食事バランスガイド」

農林水産省「食事バランスガイド」について(外部リンク)

 


出典
農林水産省「栄養バランスに配慮した食生活にはどんないいことがあるの?」

   

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