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食育レター「ひなまつり」

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食育レター「ひなまつり」
3月3日はひなまつり。飾りや食べ物に込められた願いなど、ひなまつりの風習を学んで親子で一緒に行事を楽しみましょう!

ひな祭り~3月3日~ ひな祭りは、ひな人形やももの花を飾り、ひなあられなどを食べて、幸せを願う行事です。 平安時代にさかんになった、3月3日に身についたけがれを流す厄よけの行事と、貴族の女の子が人形で遊ぶ「ひいな遊び」が結びついたものといわれています。 ひなかざり ひな人形はもともとは「ひとがた」といって、半紙をひとの形に切ってつくっていました。人形づくりの技術が発達したことで、600年ほど前にいまのような人形になり、女の子のすこやかな成長と幸せを願って家庭にかざるようになりました。 ひな人形は立春以降にかざりますが、昔は人形を川に流したことから、雨水(うすい:2024年は2月19日から)にかざるとよいともいわれています。 七段かざり 人形と道具を7段にかざります。 1段目のだいりびなは、多くは向かって左におびな、右にめびなですが、逆にならべるところもあります。 だいりびな おびな めびな 屏風(びょうぶ) ぼんぼり  三人官女 宮中につかえる女性 五人ばやし 五人ばやし 「太鼓」「大鼓(おおつづみ)」「小鼓(こつづみ)」「笛」「謡(うたい)」の五人 随身(ずいじん) 護衛をする人たちで、若者が右大臣、老人が左大臣 右近(うこん)の橘(たちばな) 左近(さこん)の桜 仕丁(しちょう) 宮中の雑用係で、怒りじょうご、泣きじょうご、笑いじょうごの三人 ひな道具 おひなさまの嫁入り道具やのりものなど ひな祭りのたべもの 白酒 白くにごって、どろっとした甘いお酒。むかしはももの花びらをうかべ、厄よけとして飲まれていました。子どもはノンアルコールの甘酒(あまざけ)を飲みましょう。 ひなあられ 関西風は餅をくだいて揚げたあられですが、関東風は米粒をあぶったものが原形です。 ひしもち ひしがたをしたもち。上から赤、白、緑の順に重ねます。赤は魔よけ、白はきよらかさ、緑には厄よけの意味があり、すこやかに育ってほしいという願いが込められています。 はまぐりの潮汁(うしおじる) 夫婦の仲のよさをあらわす、はまぐりを湯や酒で蒸し塩で味をつけたお吸いものです。 はまぐりなどの二枚貝は対の貝殻しか合わないため、何事にも相性のよい相手と結ばれて、なかむつまじくすごせるようにとの意味があります。 ちらし寿司 えび(長生き)、れんこん(見通しがきく)、豆(健康でまめに働く)など縁起のいい海の幸、山の幸をいろどりよくちらしたお寿司です。 ひな祭りというと、女の子だけの行事に思いますが、もともとは「上巳の節句」といい、年齢や性別を問わず幸せを願う邪気払いの行事でした。男の子しかいない場合でもお祝いをして文化を伝えていきましょう。

 

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