宿場町として江戸時代から発展してきた、豊かな歴史あるまち、取手。茨城県の南側に位置し、首都圏の近郊都市として昭和40年代から人口が急増し、JR常磐線取手駅周辺は多くの商業施設もできて賑わいました。しかし、まちの中心から離れたところに大きな駐車場を持つ郊外型の大店舗が増えたり、周辺地域の開発も進むにつれて、人の流れが分散。まちの中心の賑わいがこのままでは失われかねない。生活圏が広域にわたり、自動車での移動が前提となる生活スタイルは、それまでのコミュニティも失われがちで、高齢化が進んでいくと必ずしも人に優しいまちではなくなってしまいます。あらためて取手の真ん中に、人の居場所を、人の交流を、人の活気を。次のまちづくりを検討してきた取手市が、取手駅西口地区に開設したのが、複合施設「取手ウェルネスプラザ・ウェルネスパーク」です。多目的ホール、キッズプレイルーム、クッキングスタジオ、健康スタジオ、トレーニングジム、セミナールーム、カフェ、保健センターの機能を備え、市民の健康の増進と交流を生み出す場所として2015年にオープンしました。取手市の想いを受け、この施設を受託運営しているのが私たちシダックスです。