プレスリリース
2023年9月11日
大新東株式会社 関東大震災から100年の防災の日
東京都江東区との災害時協力協定に基づく
水害時事前避難訓練(バス移送)の実証実験に協力
総合サービス企業 シダックスグループで、全国の民間企業の役員車、および自治体の公用車、貸切バス等の車両運行を行う大新東株式会社(以下:大新東)は、2023年9月1日(金)、東京都江東区のミチノテラス豊洲、江東区総合区民センターにて行われた防災の日イベント「交通防災まちづくりにおける社会実験『明日の危機~関東大震災100年~』」(主催:一般社団法人豊洲スマートシティ推進協議会)内の水害時事前避難訓練において、避難者をバスで移送する実証実験に協力しました。
交通防災展示の様子
避難者バス移送実証実験の様子
本イベントは、1923年9月1日に発生した関東大震災から100年の節目を迎えるにあたり、激甚化する災害が発生した際に、江東区エリアでの広域避難シミュレーション、および地域防災計画、復興対策を事前に準備する目的で行われたものです。その一環として行われた当避難訓練では、避難拠点として指定されている江東区大島・北砂団地一帯での水害・洪水が発生した際に、臨海部・豊洲エリアへ避難するシミュレーションの一環として実施。清水建設株式会社と連携し、大新東所有の大型バスを用いて、大島四丁目団地の近くとなる江東区総合区民センターからミチノテラス豊洲までの区間移送(約7.7km)の実証実験を行いました。
大新東は、2022年12月に、東京都江東区と災害時協力協定(移送手段に係る車両の確保等に関する協定)を締結。江東区内において、豪雨、地震、水害等の発生時に、平時運行にあたる運転サービス士によって、区内に設けている営業所で管轄する計45台(2023年8月現在)の車両を移送手段として使用する等のサポート体制を敷いております。
今回は、このシミュレーションを基に、約20名の区民の皆様を対象にバスで移送。安全に移動が完了できる実際の走行時間の計測のほか、交通防災展示の見学、炊き出し弁当の試食等も盛り込み、平時から万が一の災害に備える大切さ、防災に強い町であることなどを体感いただきました。
本社を東京都江東区に置く大新東は、役員車や送迎バス、旅客運送バス等約3,600台の運行実績を持ち、車両の運行のみならず保守管理まで一括して担う「安心・安全」の車両運行サ-ビス事業に努めています。また「未来の子供たちのために社会課題課題解決を事業を通じて行う」を掲げるシダックスグループの一員として、今後も一般社団法人豊洲スマートシティ推進協議会が目指すまちづくりに、車両運行サービスでお手伝いしていきます。
防災の日イベント 「交通防災まちづくりにおける社会実験『明日の危機~関東大震災100年~』東京都江東区 水害時避難訓練・バス移送実証実験 概要
■実施日時
2023年9月1日(金)10:00~13:00
■実施場所
江東区総合区民センター(東京都江東区)
ミチノテラス豊洲(東京都江東区)
■主催
一般社団法人豊洲スマートシティ推進協議会
■連携
清水建設株式会社(本社:東京都中央区)、大新東株式会社(本社:東京都江東区)
■避難移送車両
いすゞ ガーラ(1台)
■参加人数
30名
■当日のイベント内容とスケジュール
9:30
参加者、江東区総合区民センター集合。事前説明
10:00
避難訓練開始(バスを、江東区総合区民センター<大島四丁目団地前>から水害時事前避難訓練先となるミチノテラス豊洲まで走行。避難シミュレーションのルートを実際に走り、出発から到着までの時間を計測<約25分>)
10:30
ミチノテラス豊洲着。施設内で、交通防災拠点の機能確認(帰宅困難者受け入れスペース、マンホールトイレ、デジタルサイネージ等)や交通防災展示の見学、炊き出し弁当の試食
12:30
ミチノテラス豊洲を出発。江東区総合区民センターへ移動
13:00
江東区総合区民センター着。解散
■避難訓練参加者の方々のコメント(バス移送についてのコメント抜粋)
「実際に震災が起きたときに、どんなイメージで避難し、移送いただけるかを知るよい機会になりました。運行もスムーズだと感じました」(70代男性)
「江東区と災害協定を締結していることは知らなかったが、こんな大型バスで移送できることを知り、驚きました。物資等も含め移送できる安心感があります」(60代女性)
当社スタッフが江東区との災害協定を説明
水害時事前避難訓練先(ミチノテラス豊洲)
清水建設株式会社によるマンホールトイレの説明
当社の女性運転サービス士が、運転を務めました
大新東株式会社 関東大震災から100年の防災の日 東京都江東区との災害時協力協定に基づく水害時事前避難訓練(バス移送)の実証実験に協力02