プレスリリース
2020年8月5日
病院・高齢者施設等で発生する新型コロナへの対策として、常時20,000食の冷凍弁当をストック~常菜食・軟菜食・ソフト食3種類、3食7日間分の献立を活用~
総合サービス企業 シダックスグループの事業子会社で、病院、高齢者福祉施設、保育園・幼稚園でのフードサービスを行うシダックスフードサービス株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:佐藤 好男)は、2020年5月1日(金)より、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)の感染者が施設内で発生するなどの緊急事態に対応すべく、常時20,000食の冷凍弁当の保管を開始いたしました。
常菜食の冷凍弁当一例
軟菜食の冷凍弁当一例
ソフト食の冷凍弁当一例
当社は全国の社員食堂、学校(給食・学食)、病院、高齢者福祉施設などで、1日70万食以上を提供しています。そのうち約3割は医療処置が必要な患者、介護が必要な高齢者などへの食事であるため、緊急事態であっても食事提供を止められない施設も多くございます。
本取り組みは、施設内で働く職員様や、給食を調理する当社のスタッフが新型コロナに感染するなどの理由で、施設内の立ち入りに制限が発生した場合でも、お客様への食事提供を止めないための対策として発案されました。冷凍弁当は、一般の方向けの「常菜食」、見た目は常菜食と変わらず、長時間煮込むなどして柔らかく作った「軟菜食」、素材の味わい・彩りをそのままにムース状に固めた「ソフト食」の3種類。朝・昼・夕の3食、7日間分の献立を活用することで、長期間の提供が可能です。シダックスグループで食材や消耗品などの一元物流を担当し、全国に物流網を持つエス・ロジックス株式会社が提携する、物流センター2カ所(関東エリア1カ所、関西エリア1カ所)にて保管しています。
5月からの常時保管に先立ち、4月末に西日本エリアの受託施設に勤務の職員様に新型コロナ陽性者が出た際、17日間、約5,000食を提供した事例がございます。今後も新型コロナの第2波、第3波に備え継続するとともに、緊急事態を想定した取り組みとして実績とトライアルを重ね、お客様への食事提供を絶やさないためのスムーズな対応を実施してまいります。